エアープランツは、「空気中から水分を補給する」と言われているので、水分が要らないと思っている人もいるようですが、水分は必要です。
エアープランツは葉の表面から、夜間に呼吸、吸水する特徴のある植物なので、他の植物とは反対に水遣りは夕方以降に行います。
適正温度は、10℃〜25℃です。
蒸れると非常に傷みやすくなりますので、特に湿度の高い夏場は、風通しの良いところに置いて下さい。
明るいところを好みます。
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1.ソーキング(水に浸ける)
買ってきたエアープランツは、カラカラに乾いていることが多いので、その日の夜6時間から8時間水につけましょう。これをソーキングと言います。
8時間を超えると窒息してしまいますので、絶対に止めて下さい。(翌朝、寝坊しないでネ)
水から上げたら、なるべく早く乾かして下さい。根元に水が溜まりやすいものは、逆さにするなどして水分が残らないようにして下さい。
水に浸けたまま8時間以上放置すると危険ですので、日没から3・4時間ソーキングして取り出してもかまいません。
このソーキングは、種類や季節によって違いますが、月に1・2回くらい行いましょう。
しかし、梅雨時などの湿度60%以上の時と、真夏の気温30度以上のときは必要ありません。
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2.ミスティング(霧吹き)
2〜4日に一度、夕方以降に霧吹きして下さい。
霧吹きの後も、風通しの良いところで乾かして下さい。
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3.種類による世話の違い
白っぽい色のもの(銀葉種)は、水分が大変好きで日当たりを好みますので、ソーキングを月に2〜4回と、ミスティングを2〜3日に1度するが目安です。
色の濃いもの(緑葉種)はあまり水分を必要とせず、日当たりの強いところを好みません。半日陰において、ソーキングは月に1度、ミスティングを3〜4日に1度するのが目安です。
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4.肥料について
観葉植物用のハイポネックス(10-3-3)などの液肥を2000倍に薄めて月に二回程度ミスティングで全体に散布するか、ソーキングに使用して下さい。
肥料をあげると、花を付けやすくなります。
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5.着床(根っこ)
エアプランツにも根がありますが、水分・養分を吸収することはできません。
木や岩にしがみついて着床するための器官です。着床させたい場合は、流木などに針金で固定すると根が出てきます。
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6.一番注意すること
それは、蒸れです。
ソーキングやミスティングで根元に水分が残っていたり、多湿で通風のない場所に置いておくと根元から腐ってきます。
ソーキングやミスティングを少しくらい怠っても水分を補給すれば復活しますが、蒸れて腐り始めたら、あっという間にバラバラ死体になります。
特に高温多湿な夏場は危険度が増します。種類によってはミスティングも控えた方が無難です。
乾いてきたら、葉が丸まったりしてわかりますから、水分不足の時だけミスティングしたほうがいいかもしれません。
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