てとら流テラリウムとは |
絵画のように季節や情景を表現したり
イベントやプレゼント用にメッセージ性を持たり・・・
手元にある植物や小物(飾り物)を見てイメージを膨らませて、テーマを考えて下さい。
「夏の庭園」、「森の中の小屋」、「南の国のクリスマス」、「結婚オメデトウ」・・・・
でも、テーマなんか無くても、楽しんで作れば、こだわる必要はありません。
アイデアとインパクトが勝負です!!
植木鉢ごとレイアウトするので、デザイン変更が自由自在
季節や気分に合わせて、いつでも作り直せます。
一度使った植物や砂も、繰り返し使用できます。
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使うものは? |
1.容器 : 水槽・花器・大きな植木鉢・バスケット・食器類など、ある程度の大きさがあれば
何でもOK。
でも、小さくてもアイデア次第で使えます。
2.砂 : 色のきれいな砂や小石・など、植物に害がないものなら、何でもOK。
砂の大きさは、ゴマ粒〜小豆粒くらいが扱いやすいと思います。
3.植物 : エアープランツ(コレを使ったオブジェもテラリウムと呼ばれてますね。)
多肉植物(ユニークな形のものが沢山あります。)
観葉植物・ほか色々
4.装飾品: 流木、石、貝殻、模型、フィギュアなど何でもOK。
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では、作ります |
1.まず、好きな植物の、小さな鉢植えやハイドロカルチャーをいくつか用意します。
てとら流では、他の植物と気温や湿度など育成環境が大きく違うもの以外は何でも使えます。
日常の水遣りで、鉢からどんどん水が染み出すような植物はハイドロカルチャーしてもOKです。
乾燥を好む植物・日向を好む植物・反日陰を好む植物・・・と同じグループを組み合わせたほうが、世話が簡単です。
植木鉢の容器は、あまり背の高いものは向きませんので、植物の大きさに合わせて、なるべく背の低いものに植え替えて下さい。
てとら流では、これを「ミニ鉢」と呼びます。
2.容器の準備
穴のある容器は砂がこぼれるので、ビニールなどを敷いて下さい。
容器が深過ぎる場合は、発砲スチロールで、底上げして調整して下さい。
3.では、用意した容器にミニ鉢を並べて下さい。
大きな岩や流木を配置する場合も、このとき一緒に並べて下さい
背の高いものから、だんだんと背の低いものへ、流れを作るのがコツです。
空き地ができても、小物でレイアウトできますので、気にしないで下さい。
むしろ間隔が開いていたほうがすっきりして見えます。
ミニ鉢の間に適当な大きさに切った発砲スチロールを詰めると、砂が節約できて、全体の重量も軽くできます。
大きな岩や流木を配置する場合も、このとき一緒に並べて下さい。
4.次に用意した砂を入れます。
砂は、ミニ鉢間を埋めて、鉢のふちが隠れるように入れます。
水槽などの透明な容器の場合は、横からミニ鉢や発砲スチロールがが見えないように注意して下さい。
5.最後にレイアウトを整えましょう。
エアープランツや、小物を配置して、全体のレイアウトを整えます。
エアープランツは、それ自体が存在感がありますし、ミニ鉢の間が開きすぎた場合の助け船になります。
このとき、エアプランツが蒸れないように(水分の多い植物の根元に置かないように)注意しましょう。
もし、レイアウトが気に入らなければ、何度でもやり直せます。
このままで、時々植物の根元に水遣りすればOKです。
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てとらのミニ鉢たち
完成!!
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ワンポイントアドバイス |
1.砂や小石は洗って、よく乾かしてから使いましょう
買って来た砂や小石は、汚れていたり粉を吹いていたりします。そのまま使うとカビが発生する場合もあります。
特に、水槽などの透明な容器の場合は、ガラス面を汚したり、湿気で曇らせたりします。
砂の乾かし方は、コンクリートの上で新聞紙に広げる方法が早くて確実です。
2.珊瑚砂の魅力とご注意
珊瑚砂は、全体的にはクリーム色に見えますが、良く見ると ピンク・赤・紫・茶色などの色珊瑚のかけらがあったり、小さな貝殻も混じっていて自然な風合いがあります。
わたし個人は一番好きな砂ですが、テラリウムに使う場合に危険なのが塩分です。植物は塩分に弱く、枯れることもあります。
珊瑚は海から取れますので、当然塩分を含んでいます。しかも珊瑚は小さな穴が沢山開いているので、1・2回洗っただけでは十分とは言えません。
ざっと洗った後水に浸けて、毎日水を換えながら数日間塩抜きすることをお奨めします。
3.大きな水槽の落とし穴
熱帯魚などを飼っている方はよくご存知ですが、ガラスの水槽は重く、砂や水が入ると持ち上げるのは大変です。
テラリウムは容器の3分の1から2分の1くらいしか砂を入れないので、アクアリウムよりは軽いですが、長辺が60cm以上のサイズになると、女性が持ち上げるのは無理かもしれません。
大型水槽は、くれぐれも置き場所を考えてからテラリウムを作って下さいね。
中身が入ったまま、持ち運べる大きさは、長辺が45cmくらいまでと考えて下さい。
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