おかやどかりウム
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   その弐  避暑を考える
             サウナ状態の室内、水槽だけ冷やしてみよう



ヒートアイランド現象のためか、本州の夏の平均気温は、沖縄県より高い所もあります。

窓を閉めると室内はさらに蒸し暑くなります。
 昼間の室内で留守番中のオカヤドカリが心配です。

(このバックも暑苦しいデス)


ということで、昼間の締め切った室内でのオカヤドカリの避暑対策です。

クーラーを付けて出かけられればいいのですが、毎日だと電気代もかかるし乾燥が心配です。
よく聞くのは、保冷剤や氷(ペットボトルに水を入れて凍らせたもの)などで冷やすということですね。
私も、湿度も保てて良いのではないかと思います。

そこで、
     
保冷剤で水槽内は何度まで冷やせるのか? 氷は何時間持つのか? 実験

かなり地味な実験です。ご参考になればいいのですが・・・



この実験は、もっと暑い日に決行する予定だったけど、実験者が1日中家にいる日に限って涼しい・・・(-_-)〜

これ以上遅くなると秋になってしまうので、とりあえず決行しました。




準備したもの



  1 保冷剤 500g × 2個

   2 断熱シート 2枚

   3 温度計 3個  水槽内(1階・2階)と室温計測用 


設  置




1 保冷剤を2つ重ねて薄いハンカチなどで包み、半分に
  断熱シートを巻いて輪ゴムで止める  

2 網の蓋に保冷剤を乗せる。
  (特大プラケの蓋がぴったりサイズなので、ひっくり返して使用)

3 蓋を覆える大きさの断熱シートを乗せて出来上がり

  (保冷剤が早く溶けてしまわないように、たたんだタオル
   を上に乗せました)

      

  * ちなみに水槽の大きさは
      40cm×27cm×(高さ)30cm




温度変化の計測
(午前10時計測開始、計測前は全ての温度計が30度)

時 間 室 温      2階の温度     砂上の温度       メモ
10:30 31℃     28℃       28℃      早速水槽内の温度が下がってきました
11:00 31℃     27.5℃      27.5℃      保冷剤から水滴がポタポタ・・・
12:00 32℃     27.5℃      27.5℃      気温は上がるけど、水槽内は下げ止まりの模様
13:00 33℃     27.5℃       28℃      冷気は下に溜まるのはずなのに2階のほうがやや低い?    
14:00 33℃     27.5℃       28℃     やど達は、昨日から今朝にかけて暴れまくったせいか静かです
15:00 34℃     28℃       28℃      5時間経過暑さもピークだけど水槽内の温度は変らず
16:00 33℃     28℃       28℃     涼しくて気持ちいいのか、おかやど達は寝てばかり
17:00 33℃     28℃       28℃     西日のあたる部屋なので、まだ室温は下がりません
18:00 32℃     28℃       28℃     既に8時間、保冷剤君はまだ頑張っています。
19:00 32℃     28℃       28℃     やど達がもぞもぞ動いているけど、水槽内の温度に変化なし
20:00 31℃     28℃       28℃     保冷剤は、ほとんど溶けていますが、まだ芯が残っている状態
21:00 31℃     28.5℃       28℃     やっと保冷剤の力が尽きてきた模様でも粘り強い    
22:00 31℃     28.5℃       28℃     きりがないので、ここで終了

保冷剤は、下にあった方は完全に溶けていましたが、かなり冷たい。
上の保冷剤もほとんど溶けていましたが、まだ芯がありました。



【 総 括 】

今回は、辛い思いをしたのは、実験者です。(実験室に入る度に  暑いぃー
おかやどかり達は、安定した温度で涼しい顔・・・ @@@。@
27℃〜28℃は、我が家の冷房温度なので、やど達にも慣れた温度のはずです。

1kgの保冷剤で、10時間以上 3℃〜5℃冷すことに成功!

保冷剤は意外と長持ちしました。上に乗せたタオルの効果だと思います。
室温は上下しても、水槽内の温度にほとんど変化がなかったのは、新たな発見でしょうか。
水槽内の 空気・サンゴ砂・水・家具(?) が冷やされるとその温度をキープできるようです。


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